【8】『話を聴くことに情熱を注ぐ』
話を聴くことは心を聴くこと…
彼は『話を聴くことに情熱を』注ぎます。相手の言わんとする事を、焦らず諦めずそして時にユーモアも交えながら向上心のモチベーションを上げ続けて聴き上げるのです。そして、それが彼の元気の源にもなる様です。
しなやかに…それでいてしたたかとは違う圧倒的な品を持って…それには、話を聴く時にその人と向き合う時の大切にしている「彼なりのルール」がありそうです。
- 相手に集中する
- 言いたい事を脇に置いてまず聴く
- 特別な先入観や悪い感情が無い
- 反論しない、否定しない
- 価値観を押し付けない
- 話を聴く時の目的が明確である
- こちらから声をかけ話を切り出したのか、それとも相手から相談されて聴くのかで必要な配慮を変えている
- その人の相談内容や場の雰囲気で聴く場所をきちんと選んでいる
ルールはもっともっとありそうですが、話し手が自分の本音を語り、聴き手である彼の言葉も相手の琴線にふれ「楽になった」「すっきりした」と感じ、その後の行動が変わったとすれば…きっと、あの効果が得られたからではないかと思うのです。その効果とは・・
話し手が話している最中に自分で何かに気付いたり問題解決のヒントを見出したりすることがありますが、これは、聴き手である彼に自分や自分の気持ちを充分受け入れてもらえた安心感からもたらされる結果ではないでしょうか?
聴き手はつい自分の価値観を押し付けたり、否定したり反論したりしてしまうものですが、彼の様に「そのままで良いんじゃない」と言ってもらうだけで、とてつもない安心感が心にバッと広がり、次の一歩が踏み出せるような気がします。