【9】『逆境を輝きに変える器』

どんな人にも嫌なことは一日に一つや二つあるものです。でも、そのピンチをチャンスに変える「器」が、彼は圧倒的に広く深いように思います。それは「度量」という器。

他人の言動を受け入れる心の広さです。もしかしたら受け入れているフリをされているかもしれませんが、目くじらを立てたり他人に当たったりしないのです。人を値踏みしないと言うか…。人を不愉快にさせたり、くだらない愚痴を聞いたことがありません。

顔で笑って心で泣く…
笑顔の奥に自分を信じ切る力を持っているからこそ、いつも笑顔なのかもしれません。笑顔に人が集まります。そんな彼の職業は正に「人気商売」私が長年携わって来た医療の現場も正に人気商売と言えるでしょう。どちらも人気が無ければ潰れてしまいます。

人気商売だと割切る上で一番大切なことが「自分を責めない」事のように思います。これは最初から持っていたものではなく、彼の人生を振り返った時、大きく転んだりぶつかったりして大きく傷つき、試練を乗り越えてきた時代があったからこそ、自分も人に対しても柔軟になれて、更に人気が上昇するのかもしれません。

例え、先が暗闇でも「大丈夫!大丈夫!」って自分にささやきながら言い聞かせながら美しく立とうとする「自分に惚れる」事が大切なのかもしれません。実際、自分に惚れていなければ、他人に惚れることは出来ない様にも思います。

究極の自分好きな彼だからこそ、その人の善さや美しさを引き出すことが出来ると思いますし、今の彼の経営コンサルタントの中心にある様に思います。本人も気付かない既に手のひらに持っている「お気に入りポイントの器を広げるエキスパート」と言えるのかもしれません。