【13】『51歳から本当の自分を磨く』

彼は現在52歳。若い頃の武勇伝を聞く限りではやんちゃな姿を想像してしまう程、大胆で豪快。しかし、30代後半、経営コンサルタントという肩書きを持ち、仕事に真面目に一生懸命情熱を持って取り組む姿勢により、担当している企業様は右肩上がり!業績を伸ばす元気な企業様ばかりですから、本物です。

50歳までは脇目も振らずただただ突っ走ってきました!ところが、51歳の時に大きな出愛いをするのです。

その出愛いは「仕事一筋」の彼の人生を大きく変える素晴らしい人達との出愛いだったそうです。 その出愛いにより、仕事人間の表だけの人生から、仕事以外の「遊び」という自分を緩めて楽しむ「表裏のある人生」を自分に許したのです。まさに、この年代なら知っている「一粒で二度おいしい」グリコのキャラメルのような人生がスタートしたのでした。

自分に「遊び」を許すと服装やファッションにも敏感になります。人間は中身こそ重要で「うわべ」だけを繕っても意味がないと言う人もいますが、「うわべ」はビジネスであれプライベートであれ、人間関係を結ぶ上で大切な要素であると、私は思うのです。

普段、しあわせを呼ぶ整理コンサルタントとして大切にしている「部分即全体(部分は全体を表すという意味)」と言う言葉がありますが、これからいうと『内面の一番外側は外見』つまり内面は全て外見に現れ、外見は全て内面にも現れる、特に「自信」という内面は「うわべ」という外見に現れるとお伝えしています。

51歳を境に更にオシャレにも流行にも敏感になり、身に付けるものにも関心を向ける人生となった彼ですが、特にビジネスシーンの相手では、もともとよく知らない人間同士…その為、第一印象がその後のビジネスを左右するケースも少なくないことを感覚で知っているのかもしれません。

最後は自分にどこまで磨きをかけられるか?51歳からでも全く遅くはないのです!彼の本当の自分磨きも、まだ始まったばかりですから…。