【15】『身軽』

経営者含めた大人が楽しめる視察研修旅行『大人のイタリア』を6月に予定している彼は、その下見もあり今回も極めてタイトで忙しい。とは言え、一人旅の醍醐味、自分の好きなように時間が使えて、旅先での多くの出会いが期待できます。

そんな一人旅を愉しいモノにするのに大切なポイントの一つが「荷物はなるべく少なくする」です。普段からホテル暮らしの多い彼の荷物は最小限にまとめられている様ですし、実際、今回の彼のイタリアもリュック一つでした。

ローマは石畳の似合う都市(まち)。古刹や堅牢な建造物の足許には石畳がふさわしく、アスファルト道路は馴染まない街ですから、その石畳をスーツケースで歩こうとするのは至難の技。リュックが正解でしょう。

私がしあわせを呼ぶ整理コンサルタントとしてお伝えすることの中に「高みに登るには身軽な方が良い」があります。考えると当たり前のことですが、ついアレもこれもと手に取り、気付けば両手いっぱいのモノ、人間関係、感情にあふれて身動き出来ない…これでは重すぎて高みには登れないのです。目指す場所が明確なほど身軽にフットワーク軽く行きたいもの。

全てにおいて言えることですが、自分が前に進む時、足かせになる重いものは潔く手放し「身軽」にするのです。感情も同じ…あーでもない、こうでもないと右往左往するうちは次のことが決まりません。身軽であればこそ明快でフットワーク良く好きな様に動けるのですから…。

一人旅も人生も「身軽」を持って旨とすべし!ですよね。