【17】『日々の些事を遊び心で楽しむ』

やらなくてはいけない事に日々追われ頭にも心にも余裕がない!今の時代、それでも当たり前・・多くの人はギリギリいっぱいいっぱいの中で生きています。ですから、遊びたい気持があっても普段の仕事が忙しいと「遊び」を先送りしてしまうのです。

鎌田さんはどうかというと・・今年のスケジュール帳は年内仕事で埋め尽くされている程多忙なようですが、遊びの予定もいっぱいだそうです。遊びたい気持ちを妥協せず真剣に真面目に集中するオンオフのスイッチが明確です。しかも思いっきり喜んで愉しむというオプション付き。

「遊び」というゆとりがあるからこそ仕事もうまくいく!このゆとりという「のりしろ」部分が多いか少ないか・・この「のりしろ」こそ、その人の品性を決める大きな要因の一つにも思います。

以前お伝えしましたが「遊びも仕事も紙一重」そんな感じです。多くの人は遊びたい気持ちがありながらも、いざ「思いっきり遊んでいい」と言われても、どうしていいか分からず戸惑いがち・・「子供のように無邪気に好きなことをとことんやっていい」と言われても慣れていないから出来ないのです。だとすれば、普段から些細な事でいいので、その些事を遊び心で行動し慣れておくことが大切な様に思います。

現在、彼は6月の視察研修旅行の下見を兼ねてイタリアを愉しんでいるわけですが、これも仕事をしっかりしながら普段の些事を遊び心で楽しみ行動しているからこそ、思いっきり愉しめるのだと思います。

「人生を幸福にするには、日々の些事を愛さなければならない」芥川龍之介の有名な言葉です。「遊び心とは些事を愛する心」だと、彼の生活スタイルを通して改めて納得します。

車のハンドルに「遊び」があるからこそ安全に楽しく運転できるように、人生というハンドルにも「遊び」があればこそ、ゆとりを持って愉しめる(楽しめる)ってことなのかもしれません。

遊びというゆとり・・まずは日々の些事から見つけてみませんか?